2019年7月4日木曜日

ブログです!

鹿児島は連日、雨が降り続いております。

以前鹿児島で大きな水害があったとき、
私はまだ1歳にも満たない頃…。
なので、雨の恐ろしさを知りませんでした。

しかし、記憶に新しい西日本豪雨で
たくさんの方が亡くなり、その怖さを
初めて知りました。

それまでは雨で人の命が失われるなんて
考えもしませんでした。
もしも、あの豪雨がなかったら
今もきっと「雨くらい大丈夫だろう」と、
のん気にかまえていたと思います。

いくら避難勧告が出ていても、人はなぜか
「自分は大丈夫だろう」と考えてしまいます。
けれど、命が失われてしまったら、
もう取り返しがつかないのです。

「ああしておけばよかった」
「こうしておけばよかった」

時折、取材のときにご遺族様が
そうおっしゃいます。
亡くなられた理由は皆様それぞれですが、
私はいつも感じています、
命は本当に突然なくなって
しまうものだということ。

「昨日までは本当に元気だったの」と
話してくださったのは、
1人や2人ではありません。
この言葉を聞くたびに、私は家族や友人など
大切な人の顔が浮かびます。

突然の発作や不慮の事故など、
避けられなかったこともあると思います。
けれど、普段から命を守ることを第一に
考えていたならば救われた命もきっとあります。


「これくらい大丈夫だろう」

少しくらい体調が悪くても、
少しくらい危険なことがあっても、

「これくらい大丈夫だろう」

そんな風に思わないでほしいと、
いつも強く願っています。


数年前、母の話し方になんとなく違和感を感じ、
病院に行くようすすめたとき、母は言いました。

「これくらい大丈夫だよ」

それでも何度も行くように説得し、
ようやく受診すると脳梗塞の
一歩手前だったと言われました。

「あんたが説得してくれてよかった」と
母は今でも言います。


「これくらい大丈夫だろう」が
「こうしておけばよかった」という家族の後悔や悲しみに
変わってしまうのは堪えがたいものです。


今回の記録的な大雨でも、西日本豪雨から
学んだことを決して無駄にせず、
たった一つしかない命を守ることを
第一に考えて行動し、一人でも多くの
命が失われることがないよう願っております。

OP K藤


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