2011年5月25日水曜日

☆いぢり的徒然草☆

まだまだ親のすねをかじり放題の三十路の私。
実家に住んでおります。
「ごはん!」と言えば御飯にありつけ、気がつけばお風呂がわいています。
帰りが遅くなった日は駅まで迎えに来てくれるという至れり尽くせり。
「ごめんね」と思いながらもかじり放題です。

先日、私が車に乗り込むやいなや
「蛍、見に行く?」
と、にやり後ろを振り向いた父。

「ふぇ?蛍?」

そうです。蛍です。
ははぁ、もうそんな時期でしたか…

疲れも空腹も吹き飛び、父の提案に乗りました。
ゴーゴー!父上!!

30分ほど車を走らせ、いつもの場所へ。
着いた頃にはもうだいぶだいーぶ遅い時間でしたが…

「蛍さん、寝ーやらんじ、飛んじょったねー」
と浮かれて五月蠅い私に
「しーっ」
って言う父とふたり。

ぽわり

ぽわり

浮かぶひかりをしばし堪能。

長いようで短い明滅。

まさに言葉にはできない不思議な気持ち。

あと何度、お父さんとこうやって見られるかな?
実は私が高校生の時に心臓の大きな手術をした父。
お医者さんに覚悟して下さいって言われたこともありました。
毎日いただくお申し込み書には父と近い年齢の方も
いらっしゃって「心臓が…」と言われると
少しどきどきしてしまう私がいます。

が、現在、元気に週一でバレーボールを楽しむような親父。
だいじょうぶ、だいじょうぶ。
来年もまた来よう。

一人しんみりした後、一人でテンションをあげているところ、

「昨日、お母さんと見たときはもっといっぱい…」
とうっかり口をすべらせた父と
「え?昨日も来たのー?」
とまたも五月蠅い私とふたり、笑いながら帰りました。

「娘にも今年も見せてやりたい」
こんなすねかじり虫でもそう思ってくれたのかな?

取材中によくお聞きします。
「もっと親孝行したかった」というお言葉。

少しずつだけど親孝行するからね。
長生きしろよー!!!


鹿児島はあっという間に梅雨入り。
蛍の季節はゆき、紫陽花の季節到来です。


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