内容と写真は関係ありませんが、寂しいかと思って添えてみました。
先日、『アンビリバボー』というテレビ番組で紹介されていたお話ですが、
御覧になってた方もいらっしゃるかもしれません。
11年間の文通を経て結婚したご夫婦のお話。
中学2年生から始めた手紙のやりとりが紹介されていたのですが
しっかりとした文章力と、考え方に驚かされました。
中学生の頃の私だったら、あんな文章は書けなかったと思います。
いや、今でも書けないかもしれません…
遠距離恋愛だったため、いろいろな障害があったようで
ご夫婦は何度か破局の危機を迎えます。
後にご主人となる志直さんはまだ大学生、奥さんとなる るりさんは社会人。
結婚適齢期を迎えた るりさんと、まだ学生の自分を比較し、
先の見えない未来を案じた志直さんは、手紙で別れを告げます。
その手紙の返事の中に、るりさんはこんなことを書いていました。
「小さな、小さな手をした、綿菓子のような子供。」
「わたしは、あなたの子供が欲しかった。」
この表現を耳にした時、衝撃が走りました。
「綿菓子」という表現の中にある、「可愛い」「甘い」「柔らかい」イメージ。
それにふわふわとした、曖昧な「未来」のイメージが かかっているような気がします。
と、見る側がどんなに分析しても詮無いことですが
表現の自由というものを強く感じました。
心のままに書かれた文章だからこそ、気持ちが伝わりやすいのでしょう。
普段、お礼状を書く時に、「正しい言葉」「綺麗な言葉」を
意識していますが、それに とらわれ過ぎても、
遠回りな表現になってしまうのかもしれません。
たまには、思った通りに書かれた文章を読んで
自分の感性を磨いていきたいと思う、井上でした。
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