ある日の休日 外を歩いていたら、マンションのベランダで
悠々と泳ぐ鯉のぼりを見付け、思わず笑みが
こぼれました。
薫風を切って、天にも届きそうな真鯉と緋鯉。
父の仕事の都合で転勤族だった私たち家族は マンション
暮らしが長く、その為 我が家に飾られていた 鯉のぼりも、
随分 コンパクトだったことを思い出しました。
ベランダで揺れる鯉のぼりを誇らしく見上げていた あの頃…
毎年 この季節になれば、遠い日の懐かしい情景がまぶたに
広がり、確かに時が流れていることを実感します。
躑躅(つつじ)のじゅうたんが街を彩る、4~5月。
躑躅(つつじ)という漢語は、「てきちょく」とも
読むそうです。
足踏みしたり、足を止めて立ち止まったり…。
歩行の進まない状態を表す言葉だそう。
その昔 羊がつつじを食べたところ、躑躅して死んでしまったので
こう呼ぶようになったのだとか。
また 咲き誇る美しい姿の見事さに、足を止めてしまう花だとも
言えるかも知れません。慌ただしく過ぎていくなか
ふと立ち止まらせてくれる存在は、忘れていた大切な
何かを気付かせてくれます。
写真は花の名前は分からないのですが、
綺麗だなぁ…と思いカメラのシャッターを押しました。
御存知の方がいらっしゃいましたら、教えて下さい(*^_^*)
op 樋原
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