2011年5月9日月曜日

病の話

美しくない話ですので、まずは花でもご覧下さい。

最近、咳が止まりません。病院へと思いつつも足が鈍るのは、以前の治療がトラウマになっているからです。数年前、名医と評判の医者を訪ねました。苦しさを訴える私をよそに、数多の症例を知る高齢の先生は10秒そこらで原因が分かったらしく、生返事をしながら銀色の小さな盆を取り出しました。「それ持って。顎の下にあてて。はい舌を出す」いきなり治療スタートです。「●を治すため★という治療をします」なんて今時のインフォームド・コンセントは全くなし。不安を感じつつ出した私の舌を先生はガーゼで包み、なんと力いっぱい引っ張ったのです。その痛みというか苦しさというか…。皆さんも是非試して頂きたいのですが、舌出してハンカチで包んでググッとやってみましょう。舌の根がちぎれそうだし吐きそうだし拷問でしょう。そこから更に2引っ張りです。もう…どうにかなりそうでしょう。私もなりました。涙も出ました。呻き声まで出てるのに、そんな私の口を先生はこじ開け、ハサミを、小さくない、私達が仕事で使っているような堂々たるハサミを突っ込んだのです。何を切るんだーッとパニック寸前の私の喉の奥で「チョキチョキ」と平和な音が…。結論からいうと、そこにあった患部を切り落としていたのですが、そんなこと分かろうはずもない私には喉を裂かれる疑似体験以外のなにものでもなく。それから更にあれこれあって、治療に要したのは5分程度という短いものでしたが、私はすっかり放心状態でした。今は21世紀なのに治療法は17世紀と同じだなんて二度とゴメンだったのですが、仕事に支障が出ると困るので、とうとう病院に行ってきました、ドナドナな気分で。そしたら素晴らしいことにッ 薬を処方されただけ! よーし!!喜びましたが、1週間経った今も咳が止まりません。それじゃ困るのよ…。仕方がないので近いうちに、かかりつけの整体師のところに行きます。これでダメならもうダメだ。ちなみに伝染病ではありませんので、私がコンコンしてても温かな目で見守って下さると嬉しいです。長々書いちゃった平山でした。

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