突然のお別れ

夜中に母からの電話。

「Yちゃんのお父さんが亡くなったって」

あまりに突然のことで、ただ驚くしかありませんでした。

Yちゃんは幼少時代からの友人で、横浜在住、二児の母です。

小学生まで私の実家がある知覧に住んでいて、お父さんの都合で東京に

引っ越してからもずっと連絡を取り合ってきました。

つらい話ですが、あえて書こうと思います。

Yちゃんのお父さんは最近やたらと肩に痛みがあり、耐えかねて病院に

行ったのだそうです。

そこで初めて癌が全身に転移していたことがわかり、たった数日の入院で

この世を去りました。

人の命はこんなにもはかないものかと悔しさばかりが込み上げてきた瞬間

でした。

私の兄に仕事を紹介してくれたのもYちゃんのお父さん。

Yちゃんのお母さんは鹿児島市の親戚のところに帰るたびに知覧まで足を伸ばして

くれていて、まさに家族ぐるみのお付き合いをしている唯一無二の存在です。

小学生の時にパソコンを教えてもらったことも、プロ級の腕前でみんなの写真を

いっぱい撮ってくれたことも、ちゃんと覚えています。

「おじちゃん、ありがとうございました」

おじちゃんの葬儀はまさに今日です。

飛んでいきたい気持ちを抑えて、今は残されたYちゃんの家族がちゃんと前に進める

ように元気づけてあげることが私の役目だと思っています。

shinohara