重たくなった頭をすっきりすべく、3日に髪を切りました深です。
多少風は強いけど そんなに寒くないし日も照っているし、
「久しぶりに外を歩こう」
とウキウキ考えながら、私は美容室の椅子に座っていました。
すると突然、
どーん、がしゃん!
と外から凄い音が。
もちろん桜島の噴火ではありません。
美容師さんが見にいくと、入り口に置いてあった推定6~7キロの
木製メニュー表が無残な姿に…。
どーん(壁にぶつかる音)、がしゃーん(地面に倒れて壊れる音)
だったと思われます。
不穏な出来事はあったものの、髪を切ったら出かけたくなるのが
人の性ですよね。
よせばいいのに どんぶらこっこと市電に乗って、市役所前で下車し、
徒歩で市立美術館まで行ってまいりました。
目的は話題の「若冲・琳派と雅の世界」展です。
この日は最大瞬間風速22.9メートルを記録する強風注意報が
出ていたわけですが、そんなことを知らぬ私は、
せっかく整えてもらった髪を風に煽られるまま振り乱しつつ
「目が痛い目が痛い目が痛い(←黄砂)」
と涙目になりながら県民交流センター前を横切り、
ようやく目的地に着いたときは 髪はぼうぼうで 目はシパシパで、
顔の表面はもれなくザラザラでした。
でも展示品は素晴らしかったです!
中でも連作になった屏風に威風堂々と立つ雄鳥達が、今にも
紙の向こうから飛びだしてきそうな迫力で、いつまでも
眺めていたい逸品でした。
鶏の羽一本一本まで細密に書き込まれているのに対し、
足下のヒヨコが円と点だけで「まる、ちょん、ちょん」と
走り書きされているのも可愛かったです。
期待していたほど作品数は多くなかったのですが、その分
じっくりのんびり見ることができた気がします。
歌川国芳の猫てぬぐいをお土産に買って、すがすがしい思いで
美術館を後にしました。
「今度は無風の日に来よう」と心に誓いつつ。
ちなみに若冲・琳派展は5月6日まで催されているようなので、
皆さんも機会があればどうぞ行ってみてください。
長文失礼いたしました。
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