2011年7月5日火曜日

猫にまつわる よもやま話

世に『猫おばさん』と呼ばれる人のいることを、皆さんもご存じのことと思います。


何を隠そう私の母もいわゆる『猫おばさん』で、最初は「ちがうよ」と否定していましたが最近はあきらめの境地に入ったのか本人も認めるようになりました。

生態としましては、「決まった時間に決まった場所にいる猫に ごはんをあげずにはいられない病」に罹っていて、その時間がくると 猫缶やカリカリを皿に山盛り用意し、散歩をよそおいつつ食べさせに行きます。


猫おばさんにも色々種類があり、レベルが10まであるとすると私の母は7くらいでしょうか。

時間ぴったりに待っている猫たちに食べさせ、次の場所へ行ってさらに食べさせ、ぐるりとコースを一巡りしたら今度は食べ終わった皿の回収。

ここがレベル7たる所以です。

1区画に1人は必ずいる猫おばさんですが、中には 猫缶を置きっぱなしの人や地面に直接カリカリを散らかしていく人もいて、苦情の元になっています。苦情が出れば 地域猫にご飯をあげることは難しくなり、ますます猫が生きにくい社会になってしまう… 放っておけない気持ちであげているのだと分かるだけに、頭が痛い問題です。


その一方で猫たちは、人間の思惑とはうらはらに のんきなもの。

みんな飼い猫かと見まがうほど丸々と毛づやもよく、仲良し同士で母が来るのを待っています。

狩りの本能を忘れたのか、と言いたい。

宮城にあるという猫島みたいに、人も猫も仲良く共生できる、そんな土地をテレビで見るたびに指をくわえて

「羨ましい…」と呟いている深でした。


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