こんにちは、お礼状制作部 前田(みどり)です。
「うちの弟は、星野富弘さんが書かれた『愛、深き淵より。』の中に描かれたんですよ」
詳しくは書けませんが、先日、お礼状を作成するにあたり、
ご取材をさせて頂いたご遺族の方からこんなお話を伺いました。
『星野富弘さん』と言えば、私の中では、
JAFの会報誌に毎月詩画を載せている方で
「体育教師として指導中の事故により20代のときに頚椎損傷。
以来、首から下は動かなくなり、口に筆をくわえて詩や絵を描いている方」
という知識しかありませんでした。
でも、2年ほど前、あるご遺族の方から
「うちの妻は星野富弘さんの絵が大好きだったんです。」と伺ったその日に
古本屋でたまたま手に取った本が
『星野富弘さん』の画集であった時は、不思議なご縁を感じたものです。
そんなこともあって今回は『星野富弘さん』と伺ってすぐに「ああ、あの星野さん!」と
思いあたり「えっ、本の中に?」とお聞きしたところ
「ええ、そうなんですよ」と、少し嬉しそうに、内容を教えて下さいました。
残念ながら星野さんの本は読んだことがなく
帰宅後すぐにネットで購入。
数日後には手元に『愛、深き淵より。』が届きました。
本の中でその故人様は、星野さんにとってかなり重要な意味を持つ方でいらっしゃり
感慨深いものがありました。
そして「取材前に読んでいれば・・・」と悔やむ思いも。
このお仕事をさせて頂いていると
通常では決して出会えない方たちの人生を
ほんの一瞬だけ、垣間見ることができます。
普通に生きていたら、一生お会いすることのできない方々ばかり。
いきいきと語られるその「生き様」を聞かせていただける事に感謝しつつ
自分もこの世を去る瞬間、後悔しないような生き方ができたらと考える今日この頃です。
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