2011年6月19日日曜日

秘密のケンミンSHOW

皆さんお馴染み、日本テレビ系列「秘密のケンミンSHOW」。

以前からうちの家族が好きで、私もつられて観ておりましたが

この仕事を始めてから、礼状作りに必要な情報が

たくさん盛り込まれている!!ということに、ふと気づきました。


礼状作りを通じて出会うのは全国各地、幅広い年代の方々。

当然、その土地土地の風土や文化についての

話題になることも多く、九州人の我々は必死についていく訳ですが

時折、テレビで見かけた情報が自分の身を助けてくれたりします。


たとえば郷土料理。

ある時、となりの席にいた森田さんに

「ご喪家様に"いかにんじん"って言われたんだけど、知ってる?」と

聞かれ、「それは何処かで聞いた言葉!」とひらめくことができたのは

ケンミンSHOWで東北地域を特集していた時に

現地のおばあちゃんが、いかにんじんを作っている様子を見ていたから。

テレビで観ていた情報が、実際に現地の方のエピソードとなって

目の前にあらわれると理解の深さが変わってきます。


さらにさらに。

愛知で喫茶店文化が根付いているのは有名な話ですが

喫茶店で使う年間費用(1人あたり)が最も高いのは

お隣の岐阜県民の皆さん。

背景には、周辺の県から愛知へ通勤する人が多く

愛知県の周りでもその文化が根強く発展しているから…

というような理由があったと記憶しております。

ある時、礼状作りで岐阜県在住の方を担当させて頂いた時に

「主人はコーヒーが好きで、よく喫茶店に行っていたんですよ」と

聞いた時も、「やはりそうなのか…」と納得することができました。


一番最近だと、「がっちりマンデー」で見た話題が印象に残っています。

日本企業の大多数を占めるのは、大企業ではなく中小企業ですが

会社としての規模は小さくとも、国内シェアトップの製品を作っている企業や

世界の最先端技術を開発している企業もあるというという内容でした。

そこには、小さな工場の職人さん達が腕を磨き

培ってきた技術力が、今の日本を支えているという

経済発展の背景も描かれていて、なるほど~と頷きながら見ていました。

実際に礼状の取材でも、自営業を営まれていた方、職人をされていた方の

お話を聞く機会が多く、↑の話題に触れてからは、今までよりもさらに深く、

色々な角度から質問したいなぁと試行錯誤しながら取材しています。


100人の人がいれば、100通りの人生があって

自分の経験値だけで100%理解するのは、

難しいものです。でも、少しずつ引き出しを増やせば

相手に対して共感・尊敬できる幅が広がり、

取材や文章作りに活かせるんじゃないか…

そんな希望的観測を抱きつつ、過ごしております。

そのために、いつも開いた自分でいたいなぁと

思っているオペレーター石堂でした。

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