秋真っ只中ですね。
読書の秋、食欲の秋、スポーツの秋。何をやるにもいい季節。
みなさんにとっては、どんな秋ですか?
私は最近、夜の散歩を再開しました。
ここ4ヶ月ほどは暑さのために控えていたのですが、
先日「そろそろ、いいかも」と、連れと二人で出かけてみると、
冷たい空気が肌に心地よく、見上げる空の月や星もいつもよりくっきりと見えました。
夜遅かったので通り過ぎる車も少なく、静かな道をのんびり歩いていると、
とある公園の横を通りかかったとき近づいてくる黒い影。
「にゃぁ~」
公園周りの茂みの中から猫がちょこんと顔を出し、話しかけてきます。
「おお、猫さん!どうしたの?」
私が応じながらも歩みを進めると、
猫も慌てて後に先にとなりながらトコトコとついてきます。
そしてまた「みゃぉ~」。
「ん?何かあったの?それともお腹がすいたの?」
私が訪ねても「にゃお~」と繰り返すだけ。(…当たり前ですね)
結局その日は、
「にゃぁ~」「どうしたの?」「にゃぉ~」「いい天気だね」「みゃ~」「家はどこなの?」
とのやり取りを3分ほど繰り返しながら一緒に歩き、
「じゃあ、またね~。気をつけて帰りなよ~」と猫を見送ったのです。
さて、次の日の夜。
前夜の猫のことが気になり、また同じルートを散歩コースに選びました。
今度は私たちが公園の中に入っていき
「また来たよ~。どこにいるの?」
と呼ぶと、すぐに
「にゃぉ~」
と言いながら駆け寄る猫の姿。
そう、前夜の猫でした。
昨日と同様、やはり何かを伝えるようにひっきりなしに話しかけてきます。
「みゃ~」「にゃお~」「みゃぉ~」
「公園の中を一緒に散歩しようか?」
そう声をかけて広い公園の中を歩き回ると、
ずっとこちらに話しかけながら一生懸命あとをついてくるのです。
しばらく一緒に散歩を楽しんでから
「じゃあ、またね~」
と帰ろうとすると
「え?帰らないで!」
といわんばかりに後ろから駆け寄ってくるのですが、
なんせ我が家には、猫を天敵とする可愛いヤツらがいるんです。
「ごめんね。一緒には帰れないよ」
と言って、後ろ髪を引かれる思いで引き揚げました。
次の日からは散歩コースを変えたので、それ以来その猫には会っていません。
今日も道行く人をつかまえては話しかけているのでしょうか。
しばらくしたら、また会いに行ってみようと思います。
仕事でも生活でも日々たくさんの大切な出逢いがありますが、
たまにはこんな出逢いもいいですね。
5年前に、23歳まで頑張った愛猫を見送った、中村でした。
最後に、ブログ更新が大幅に遅れたことをお詫びして、
我が家に生息する『猫を天敵とする可愛いヤツ その1』の画像をどうぞ。
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