2017年11月20日月曜日

「お名前何ですか?」

この質問をされるたび、「また戦いの時がきた!!」と思います(笑)

名前を教えると、次の質問。

「どういう漢字を書くの?」

こう聞かれたら最後。

いやいや、分かります。
私だって目の前に名前の知らない人がいたら名前が気になりますし、名前を聞けばどんな漢字で変換されるのか気になります。

ただ、私の漢字表記をノリで聞いた人は、その後に後悔することになります。

うまく反応できなくなるからです。

きっと普通漢字を教えられると、みんな「へー!そう書くんだねー!」と言って次の瞬間にはもうその漢字表記なんて忘れてると思うんです。
時間にして1分もかからない出来事だと思うんです。

でも私の場合は違うのです。

読み方は普通だけど、名前の最後に「袈」という漢字が使われているばっかりに、一連の自己紹介作業は難易度を増します。

引くに引けない状態になり、1分で終わらせることはできません。


「袈」と書き「か」と読むこの漢字。でも思いつく熟語は「袈裟」「大袈裟」など「け(げ)」と読むものばかり。

袈裟なんて若い人は分からんだろうと思ってまだ望みのある「大袈裟の袈」と説明するのですが、、、


その時、私と相手の間の時間が止まります。


100発100中、その説明で1回で分かってもらった例はありません。(じゃあ、他の説明考えんかい!とも思うけどそれも思いつかず)


頭で変換できていないのが存分に伝わってくるので、

「上が加えるで、下が衣で…」

と言ってもこの段階でもあまり伝わらず…
最終的に

「架け橋の『架』の下が木じゃなくて衣になるの!」

と言ったら、大抵「あ、あ~~」と言ってくれます。
ほぼ全ての人がこの第3段階まで通ります。

そして、私は思うのです。

(あぁ、次この方が私の名前を漢字で書く時は間違えるんだろう…)と。

私から説明受けた大体の人は何か機会があって、私の名前を漢字で書く時は8割「架」と書きます。
もはや本当は自分の名前は「架」なのではと思うほど、この間違い率が高いのです。
美容室やショップとかのDM、病院の診察券、学生時代のプリント類、行政からの封筒の宛名(中身は合ってて安心した)…


いや~思い込みって怖いですね。
確かに私は「袈」と書いているはずなのに、いざ相手に書いてもらうと「架」に様変わり。(笑)
むしろ、「袈」で書かれると感激して相手への好感度が上がりに上がります。毎回名簿とか配られた時、(私の名前間違えてないかな…間違えてたらどう反応しよう…)と困っています。(笑)


 日々お礼状を書いていると、そのような珍しい漢字や旧字、変体仮名を使うお名前によく出合います。
(この方も苦労されたのかな・・・笑)
なんていらぬ考えを巡らせながら、間違いのないよう頂いた申込書隅々まで目を通します。

人生の最後に寄り添うお礼状。
私もどうかこの時ばかりは自分の名前を間違わないでくれ!と思います。
きっと亡くなられた方誰しもそう思われるはず…。

だからこそ、今日も一文字一文字と真摯に向き合います。



…とまあ、上手くまとめたつもりですが…笑


なんだかんだ言っても、この一悶着ある名前が私はとっても気に入っています。
次名前をつけてもらう時もこの漢字を使ったこの名前がいいです。

話のきっかけにもなるし、あまりかぶらない名前ですし。

「お父さんつけてくれてありがとう」と伝えたくなります。
(母は父が名前をつけるまでこの漢字見たことがなかったらしいです…笑)







写真は話と全く関係ない、最近毎日熾烈なストーブ前場所取り争いを繰り広げる我が家の猫ちゃんずです。


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