2020年4月6日月曜日

明日は何の日?





皆さん、突然ですが、明日は何の日かご存知でしょうか?
実は、4月7日14時より、2020年の本屋大賞が発表されるのです!
3度の飯の次の次くらいに読書が好きな私は、毎年この日をとても楽しみにしています。

生業として「本」に触れる書店員さんたちが「これこそ売りたい!」と推薦、ノミネートされる作品は直木賞や芥川賞といった権威ある賞とは一味もふた味も違う傾向にあります。

今回はノミネート作品10作のうち、3作を事前に読むことができましたので、少しご紹介します。


①「店長がバカすぎて/早見和真」(角川春樹事務所)
一口にいうと、仕事のできない店長にあれこれ振り回される書店員のお話。
これがノミネートされるということは、作品の中に描かれているあれこれは、ある程度実世界の書店でも繰り広げられているエピソードなのだろう、とニヤニヤしてしまいます。
まさしく、本屋大賞ならではの推薦作品。


②「medium霊媒探偵城塚翡翠/相沢沙呼」(講談社)
霊媒者が探偵として小説家とタッグを組み、事件を解決するお話でした。
ミステリーの要素がこれでもかと詰め込まれ、最後の最後まで一行たりとも目を離せません。
読み終わった後の爽快感はたまらなかったです。


③「線は、僕を描く/砥上裕將」(講談社)
心に大きな傷を負った大学生が、水墨画を通して、少しずつ恢復していく物語。
読んでいると行間から墨の香りが漂ってくるようでした。
素晴らしい青春小説であり、また水墨画の魅力を伝える芸術小説でもあったと思います。
人との出会い、未知なるものとの出合い、何もかもが愛おしく感じられます。


というわけで、個人的には③が大賞に選ばれてほしいなあと思っています。
が、私がまだ読めていない他の7作にもっと素敵な一冊があるのかも…
まずは明日の発表を待って、次に読む作品を選びます!


自由な外出のままならないこのご時世、物語の世界に没頭することで、気持ちだけでもたくさんの冒険をしたいものです。




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