2019年4月29日月曜日

「屋久島は呼ばれた人しか行けない」

日本が誇る世界遺産、「神の島」ともいわれる屋久島。
飛行機がトラブルで飛ばなかったり、台風で船が出なかったりと、「呼ばれていない人」は何度チャレンジしてもたどり着くことができないそうです。
私は鹿児島県人というアドバンテージもあってか、屋久島に呼ばれたようなので行ってきました。
鹿児島発のトッピーに乗って参加したのは「白谷雲水峡トレッキング&縄文杉1泊ツアー」。



ガイド持参の「木霊」フィギュアと

映画『もののけ姫』の舞台のモデルとなった「苔むす森」(映画公開後「もののけ姫の森」と銘打っていたところジブ◯から怒られたそうで、こんな名前に)や、「太鼓岩」(白い岩でできた山犬の寝床)などを巡りながら、約10時間かけて縄文杉を目指します。


女子力高めのパワースポット「ウィルソン株」

夜は標高1330mにある山小屋に宿泊するため、寝袋やマット、食料を詰め込んだザックの重さは約12kg。2Lペットボトル6本分です。重そうですね。実際めちゃくちゃ重かったです。
休憩をはさみながらとはいえ、己の持久力と心肺機能の限界を試されるコースはとてもキツかった…のですが、道中の諸々は割愛して…



着いたー!!

縄文杉は、その保護を目的に作られた展望デッキからしか眺めることができないため、一番いい感じに迫力のある写真はこの程度です。あしからず。

ところで皆さんは、「屋久杉」の定義をご存知ですか?
屋久島に生えている杉がすべて屋久杉なのではなく、標高500mを超える山地に自生していて、かつ樹齢が1000年を超えるものをそう呼ぶのだそうです。

屋久島にあるどれほど大きな杉でも、樹齢900年だと厳密には屋久杉と呼べないんですね。そして屋久杉の中で最も太く、推定樹齢7200年のドンが「縄文杉」というわけです。


朝には雲海も見られたりして

ちまたでは「縄文杉に逢えば人生観が変わる」や、「屋久島に行けば大きな何かを失い、かわりに大事なものが手元に残る」なんてスピリチュアルなことも言われているようで。
社会的な動物に成り下がった私は“霊的なもの”を感じ取ることができず、今のところ何かが大きく変わった様子はありません。

けれども、樹齢ウン百年、ウン千年の杉があちこちに生えているのを見ていたら、
「人間の人生80年なんて短いなー。
 苦行にも思える就業時間の8時間なんてもっと短いなー」と感じたのでした。
(あっ、人生観変わってる)


S田

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