2014年8月18日月曜日

めくるめく水戸岡さんの世界

好きなおじさんは誰ですか?と聞かれたら
迷わず水戸岡さんと答えるOP石堂です。

ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが
水戸岡 鋭治さんは、九州新幹線をはじめJR九州の列車や駅舎(東口に階段があった頃の鹿児島中央駅も!)、
その他あらゆる地域の公共の乗り物や建物のデザイン等々を手掛けていらっしゃる工業デザイナーの方です。

出会いは、学生時代でした。家族旅行でJRに乗った折、つばめレディーのお姉さんに「この列車、オススメですよ」と「湯布院の森号」を紹介して頂きました。ずっと乗りたいと思いを募らせ、やっと乗車できたのは大学の卒業旅行。
忘れもしない雪の日でした。
寒いホームから木目調の車内に踏み入れると、大変温かい気持ちになったことを覚えています。
カフェ仕様になった車両や、車内の至る所から漂う高級感など非日常の雰囲気に圧倒されました。
当時は水戸岡さんの存在すら知らなかったのですが
後々になり、あそBOYもSL人吉も、特急&新幹線つばめも、ソニックにちりんも、A列車で行こう!も
すべて水戸岡さんが手掛けた仕事だと知り、このおじさん、めちゃめちゃすごいなーと、感銘を受けたのです。

それぞれの車両に対するコンセプトやアイデアに
「おっ」と思わせる部分があるのは、「あったらいいな」を
形にしているからこそ。
景色が見えるよう、通常よりも窓を大きく作ったり
車内の随所に子ども達が楽しめるような遊び心を取り入れたり…。
しかし列車には、構造上・技術上の制約が多く、新しい試みを実践するには、ハードルがたくさんあります。
それでも依頼主の意向にしっかり応えつつ
製作に携わる職人さんとも意思疎通をはかりつつ
理想を形にしていく水戸岡さん。
列車に乗る人を喜ばせたいという気持ちを叶えるため
携わるスタッフすべてが、納得して仕事を進められるよう
配慮しているところに、さらなる感動を覚えます。
と同時に、自分に足りないところが見えすぎて猛省もしますが(汗)
水戸岡さんの作品に触れるとモチベーションが上がります。

写真は、今春より就航した高速船甑島に乗った時のもの。
梅雨の時期であいにくの天気でしたが
曇天にも映える純白の船体に、心奪われました♪















船内にはギャラリーよろしく絵画も飾られてます。






















高速船乗り場となる、薩摩川内市の港と














川内駅と高速船乗り場を結ぶシャトルバス。














こちらも水戸岡デザイン。
高速船乗り場には、ギャラリーやカフェスペースもあって
旅への期待を膨らませてくれます♪

先日は礼状取材で偶然にも、九州新幹線の車体製造に携わったという故人様のお話を聞き
ものすごくテンションが上がりました。
(が、喪家様のペースを乱さぬよう、高ぶる気持ちは抑えましたが…)

さらに、プラッと出かけた熊本にて
現代美術館前で水戸岡展開催の看板を見て、小躍りしながら観覧!!













水戸岡さんの世界を堪能してまいりました。わっしょい!
私が机まわりに、JRの絵はがきを飾り始めたら
生あたたかく見守ってください。

ちなみに、数年前に出かけた和歌山県貴志駅のブログ。
この駅も車両も水戸岡さん。
http://macosestaff.blogspot.jp/2012/08/blog-post_19.html

今年10月には、熊本で新型市電も走る予定なので
折を見て乗りに行きます(勝手な決意)
誰も待ってはいないでしょうが
またこのブログで報告します(無駄な宣言)

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