2013年8月9日金曜日

愛、深き淵より。

こんにちは、お礼状制作部 前田(みどり)です。





「うちの弟は、星野富弘さんが書かれた『愛、深き淵より。』の中に描かれたんですよ」

詳しくは書けませんが、先日、お礼状を作成するにあたり、
ご取材をさせて頂いたご遺族の方からこんなお話を伺いました。

『星野富弘さん』と言えば、私の中では、
JAFの会報誌に毎月詩画を載せている方で

「体育教師として指導中の事故により20代のときに頚椎損傷。
以来、首から下は動かなくなり、口に筆をくわえて詩や絵を描いている方」
という知識しかありませんでした。

でも、2年ほど前、あるご遺族の方から
「うちの妻は星野富弘さんの絵が大好きだったんです。」と伺ったその日に
古本屋でたまたま手に取った本が
『星野富弘さん』の画集であった時は、不思議なご縁を感じたものです。

そんなこともあって今回は『星野富弘さん』と伺ってすぐに「ああ、あの星野さん!」と
思いあたり「えっ、本の中に?」とお聞きしたところ
「ええ、そうなんですよ」と、少し嬉しそうに、内容を教えて下さいました。

残念ながら星野さんの本は読んだことがなく
帰宅後すぐにネットで購入。
数日後には手元に『愛、深き淵より。』が届きました。

本の中でその故人様は、星野さんにとってかなり重要な意味を持つ方でいらっしゃり
感慨深いものがありました。
そして「取材前に読んでいれば・・・」と悔やむ思いも。

このお仕事をさせて頂いていると
通常では決して出会えない方たちの人生を
ほんの一瞬だけ、垣間見ることができます。

普通に生きていたら、一生お会いすることのできない方々ばかり。
いきいきと語られるその「生き様」を聞かせていただける事に感謝しつつ
自分もこの世を去る瞬間、後悔しないような生き方ができたらと考える今日この頃です。

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