2013年2月26日火曜日

出逢いと別れ

出逢いがあれば、いつの日か別れが訪れるのは世の常。
お礼状を作るという仕事は、毎日それと向き合うこと
なのですが、必ずしも悲しい旅立ちばかりではありません。
なが〜く生きられたおじいちゃんには、「よくここまで
頑張れたな」と、息子さんからのねぎらいの言葉があり、
痛い思いをして病気と闘っていたご主人には、安らかな
表情を見て安堵した奥様からの「もう楽になれたのよね」
という、優しい問いかけがあります。

こんな風に、悲しみのなかにもどこか温もりに満ちた
最期を迎えられるのは、その方が与えられた時間を精一杯
生きてきたからなのかもしれません。
私にもいつか訪れる“この日”が悔いのないものとなるよう
全力で走っていたいと思う毎日です。
                                                                                            shino


2013年2月20日水曜日

ウズベキスタンでのこと

はじめまして。
今年1月に入社いたしました、初々しさに欠ける新人、F脇です。
どうぞよろしくお願いします。

昨秋までの4年間、ウズベキスタン共和国にある大学で
日本語教師をしておりました。そこでのことですが...

私が初めて日本語教師として、担任として かかわった学生は30名程度
でしたが、そのうちの2名が事故で旅立ってしまいました。

A君は、夏休みに1年ぶりに故郷へ帰る途中、乗っていたタクシーの
運転手の飲酒・居眠りが原因の事故でした。
語学のセンスが抜群で国際弁護士を目指していたA君。
用事がなければ、私が帰るのをずっと待っていて、
私の鞄を持って地下鉄まで送るのを習慣にしていました。
お母様が「Aはまじめな話ばかりする子だったけれど、
恋をしたことがあったのかしら」と気にかけていらっしゃって、
「ロシア人の同級生が好きだったようですよ」と答えた時、
少しほっとした顔をされたことが忘れられません。
(ちなみにA君は、私には女の子の話ばかりしていたのですが...)

F君は、大学を卒業したばかりの夏(ウズベキスタンの学校は9月始まり)、
川で泳いでいた時の事故でした。
お調子者で、いつもみんなを笑わせていたF君。
1年生の最初の まだ挨拶表現ぐらいしか勉強していない頃、
みんな恥ずかしがって私に話しかけない中、
大好きな日本史の知識を生かして
「Tokugawa Ieyasu, Toyotomi Hideyoshi,Yamamoto Kansuke...」と
歴史上の人物をひたすら並べて話しかけてきた人懐っこい学生でした。
(山本勘助...日本人でも知らない人がいると思いますが...)
アレキサンダー大王が築いた城跡が残る町の墓地で
イスラム教の祈りを聞きながら、「息子は星になった」と ご両親の
メッセージが刻まれた墓碑を見つめたことは、
彼の最期に会っていないからか、今でも信じられない気持ちです。

慌ただしい毎日ですが、時々、一日の仕事を終えてぼ~っとしていると、
彼らの笑顔が浮かんできます。

OP F脇
 

2013年2月18日月曜日

おかあさん

先日、友人が出産しました。
遠方の友人なので、お祝いのおもちゃを買って
宅配便で送ったところ、「ありがと〜!」と
赤ちゃんと一緒に、私が贈ったおもちゃの写真を撮ってくれました。

出産のお祝いなんて、何を贈っていいか分からず
いろいろお店を見てまわったのですが
当たり前ながらどれも小さくて可愛くて。
いろいろ迷って手に取る度に、
「しょうもない話で一緒に盛り上がったあの子が
お母さんになったんだなー」と感慨深かったです。
『親子』の関係やそれぞれの気持ちを改めて考える
良い機会となりました。
今度会うときには、どんな話が聞けるか
今からとても楽しみです。



OP 井上

2013年2月16日土曜日

厄払い

こんにちは。
私事ではありますが、今年 本厄なので厄払いに行ってまいりました。
「大難を小難に、小難を無難に…」
兎にも角にも平和な一年になってくれればいいなーと思っています。
『厄払い祝い』と称し、終わった後 OP仲間と一緒にビールとシャンパンでお祝いしました。いい休日です(笑)

2013年2月15日金曜日

出水のツルに会いに行きました


毎年、鹿児島県出水市には
中国北東部やシベリアから約1万羽のツルが越冬しにやって来ます。

そこで、お休みを利用して
生まれて初めてツルを見に行ってきました。
彼らは稲刈りの終わった田で
タニシなどを食べているものだとばかり思っていましたが
ヒトも大量のエサをあげていました。

さすが
「鹿児島県のツルおよびその渡来地」として
国の特別天然記念物に指定されているだけあります!!!


1月には「鹿児島に生まれたからには」と
いぶすき菜の花マラソン(42.195キロ)に初トライし、
2月には出水のツルを見て・・・
一年の走り出しとしては最高。
っていうか、鹿児島県って最高。

暖かくなったら今度は往復12時間かけて険しい道を歩き
屋久島の縄文杉を拝みにいきたいと もくろんでいます。

29歳 がけっぷち
独身だって幸せだもん
OP 森田




2013年2月7日木曜日

おくさん

独身なのに、最近やたら「おくさん」と
声をかけられる取●です。

この前はコインランドリーにいたら
管理者のおじさんが現れ、「おくさんにあげるから」と
じゃがいもと玉ねぎとトマトをくれました。

その次は
電車の中でとてもダンディなおじいさんから
「おくさん、こちらにどうぞ」と隣の席を勧められました。

ダンディおじいさん「お子さんはいくつ?」
私(ん!?)「いないんです」
ダンディおじいさん「そう。早いほうがいいよ。
ご主人は今の時間はお勤めかな?」
私「そうですね」(こうなったら、もう嘘をついてみた)


おじいさんは、その日病院で胃癌だと告知されたそうです。
(そんな重大事実を初対面の私に!?)とかなり驚きましたが、
どうやらなぜか私を看護婦だと勘違いした模様・・・。

病院での対応がすごく事務的で、不快感を抱いたそうです。
「私にとっては重大な人生の問題なのにね、
みんな仕事として淡々と処理しているだけで心が感じられない。
いい病院はないかなって探しているんです」
と言っていました。

隣にはセレブな奥様もいたんだけど、奥様は終始無言だった。
この話を聞いて、私も取材中にあれもしなきゃこれもしなきゃ。
これ何時までにしなきゃと目の前の仕事に追われて、
心ここにあらずな時があるなぁ。そしてそれは、
少なからず相手に伝わっているのかもしれないと感じ、反省しました。

おじいさんとは家が近く「また、お目にかかったらお話ししましょう」と

お別れしました。納得のいく病院で治療ができますように・・・。






2013年2月5日火曜日

大人の階段

皆さんはどんな時に、自分は大人になったなあと実感しましたか?私はルパン3世に対する峰不二子のいけずな言動に合点がいった時です。
昔は嫌いでした峰不二子。人が苦労して手に入れた(盗みだけど…)宝はかっさらうし、シャレにならない情報を警察に流すし、泥棒というより人として許せない感じ。更に、普段は切れ者のルパンが毎回引っかかって、にもかかわらず鼻の下伸ばしているのもイタダケマセン。次元や五ェ門が「ルパンいい加減にしろ」と呆れるたびに私も激しく同意だったものです。
が、ふと気づいたのですがルパンってずるくないですか? あれだけ頭(IQ300!)と行動力と心意気が揃ってる男にチヤホヤされたらグッとくると思うのですが、グッときたところで彼の本当の興味は泥棒稼業に捧げられているので、ほっとかれるのがオチ。その気にさせておいて一番いい表情は男友達が独占って苛立ちも募るってもんです。かわいさ余って憎さ百倍、困らせてやりたくなりますよ。でもどれだけ仕掛けても、口では文句を言いつつ結局クリアしていく彼からは、本気の愛情どころか怒りさえも引き出せません。そりゃあ嫌がらせをエスカレートさせるとか、心の安寧のために距離を置くとか、仕事に没頭するとか浮気するとか、なっちゃうよね不二子ー。分かるよ不二子ー! 
とか書き散らかしてるルパン3世がGYAOで数話無料配信中。あーあんな名作がただで見られるって本当に素晴らしいですね。H山でした。

お知らせ

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