2011年5月11日水曜日

600通のラブレター

内容と写真は関係ありませんが、寂しいかと思って添えてみました。





先日、『アンビリバボー』というテレビ番組で紹介されていたお話ですが、
御覧になってた方もいらっしゃるかもしれません。

11年間の文通を経て結婚したご夫婦のお話。

中学2年生から始めた手紙のやりとりが紹介されていたのですが
しっかりとした文章力と、考え方に驚かされました。
中学生の頃の私だったら、あんな文章は書けなかったと思います。
いや、今でも書けないかもしれません…

遠距離恋愛だったため、いろいろな障害があったようで
ご夫婦は何度か破局の危機を迎えます。
後にご主人となる志直さんはまだ大学生、奥さんとなる るりさんは社会人。
結婚適齢期を迎えた るりさんと、まだ学生の自分を比較し、
先の見えない未来を案じた志直さんは、手紙で別れを告げます。
その手紙の返事の中に、るりさんはこんなことを書いていました。

「小さな、小さな手をした、綿菓子のような子供。」
「わたしは、あなたの子供が欲しかった。」

この表現を耳にした時、衝撃が走りました。
「綿菓子」という表現の中にある、「可愛い」「甘い」「柔らかい」イメージ。
それにふわふわとした、曖昧な「未来」のイメージが かかっているような気がします。
と、見る側がどんなに分析しても詮無いことですが
表現の自由というものを強く感じました。

心のままに書かれた文章だからこそ、気持ちが伝わりやすいのでしょう。
普段、お礼状を書く時に、「正しい言葉」「綺麗な言葉」を
意識していますが、それに とらわれ過ぎても、
遠回りな表現になってしまうのかもしれません。

たまには、思った通りに書かれた文章を読んで
自分の感性を磨いていきたいと思う、井上でした。

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